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幾何学を専攻した理由

こんにちは。体調不良!ringです。

ガッツリ計算する記事を書くのが辛いので、たまにはよもやま話を書くことにします…
今日はたまたま思い出していた、私が幾何学を専攻に決めたときのことを書いてみます。

私の通っていた大学では、数学科の学生は4回生に進学するときに代数・幾何・解析のどれかを卒業研究として選択する必要がありました。
2004年の12月、当時3回生だった私はどれを選択したものか、非常に悩んでいました。

それもそのはず、1回生の前期こそマジメに授業に出ていたものの、後期に某サークルKの深夜バイトを始めてからは、学校に行くのは週1・2回、3回生になってからは深夜バイトはやめたものの、部活の幹部になったので週5で稽古があり演習等は捨てていたという状態で、どれを選んだらどんな数学をやるのかわかってなかった、というか基本的な数学を全く理解していなかった(が単位がなぜかどこからか降ってきていたのでOKとしていた)という状態だったのです。

解析はあまり好みでなかったので、代数か幾何かなぁ、何か代数幾何ってカッコイイから(スキームだとかグロタンディークだとか名前だけは知っていた)代数にしようかなぁ、なんて思ってました。

ちなみに3回生の後期の幾何学の授業は西田吾郎先生で、テキストは下でも紹介してます、Bott-Tuの「微分形式と代数トポロジー」。定番中の定番ですね。意味も分からずコホモロジーのMayer-Vietoris完全系列の計算に明け暮れる日々でした。

そんな、登録の締め切りと年の瀬が迫ったある日、部活の追い出しコンパが開催されました。
京阪出町柳駅前に集合し、川端通りを歩いて南下し、丸太町の八起庵というお店で、先輩にすき焼きを振舞っていただいたのです◎

そしてその店で隣に座っていた後輩(S木)に何気なく

「白滝と糸コンって何が違うのー?」

と聞くとS木が言うには

「白滝は結んであって、糸コンは結んでないんすよ」



「えー、でもそんなんどの瞬間に糸コンが白滝になんのー?最初はまっすぐな糸コンを連続的に変形していって…」

その瞬間、私は「これだ!!」と思って幾何学を専攻することにしたのです!

「白滝」と「糸コン」、名前が違う理由は形の違いだと。モノは一緒(一本の細長いコンニャク)でも、ぐにゃぐにゃと形を変えていくと単なる「糸コン」から別のもの「白滝」になるのか!「糸コン」と「白滝」では名前が違うんだから、何か明確な違いがあるはず。もしかして、この「糸コン」と「白滝」の違いを、あの意味も分からず計算していたコホモロジーというやつが表現してるんじゃないのか?幾何学スゲー!これはやるしかないッッ◎

…あえて文章にするならば、以上のようなことが一瞬で頭の中を駆け巡り、無事に私は幾何学の世界に入門できたのでした。
かなり不正確な閃きではありましたが、あながち的を外していたわけではないような気がしてます。

それにしても、「糸コン」と「白滝」の違いって何なんですかね。結局調べてません。誰か知ってる方がみえたら、教えてください◎

↓3回生のとき読んでた本

微分形式と代数トポロジー微分形式と代数トポロジー
(1996/11)
R. ボット、L.W. トゥー 他

商品詳細を見る

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テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

ring

Author:ring
大学で微分幾何学、位相幾何学を学ぶ。
修士課程修了後、就職。
会社勤めの傍ら、数学イベントやサイエンスカフェなどで、数学のおもしろさを平易に伝える活動をしています。

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