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京都賞WSでWitten氏の講演を聞いてきました

寒くなりましたねーw
ringです◎

去る11月12日に京都の国際会館で開かれた、E.Witten氏の京都賞基礎科学部門の受賞記念ワークショップに行ってきました。
Witten氏と言えばワタシのような者でも知っている超有名人。是非一度生で拝見したいと思って、「専門家・研究者向け」の注意書きに負けずに勇気を出して申し込みました。

京都賞についてはこちらをご覧ください↓
http://www.kyotoprize.org/ja/

お昼の13時開演で、駅についたのが12時45分。地下鉄の駅名が「国際会館」なので、降りたらすぐだろうと思っていたのですが、意外に歩いて危うく遅刻するところでしたw
席についてまもなく、神妙な声で開会のアナウンス(英語)が。そう、今日のワークショップはすべて英語なのです!ドキドキ。でもこれくらいならついていけるかなー、という感じ。まだ司会の人しかしゃべってないけど。

おもしろかったのは、講演を予定されていた高柳先生が、別の「ニューホライズン物理学賞」という賞を受賞されたために講演がキャンセルになったということ。当日の朝に受賞がニュースで流れていました。受賞記念のWSを受賞で休まれるとは…どんだけレベル高い集まりなんでしょうかw

続いてなぜか京都大学の副学長の免疫系の教授?の挨拶。スーツ姿でポケットに両手を突っ込んで、欧米人のようなスピーチでした。英語が聞き取れなくて何言ってるかわかんない。大丈夫かな…

さてここからが本番、いきなり本日のメイン、Witten氏の講演です。
まず思ったのは、英語が滑らかすぎて、何をしゃべっているのか「完全に」わからないw英語なのかなんなのかすらわからないw自分の英語力の低さに愕然としました。
しかしそこはご配慮いただいていたのか、スライドにかなり丁寧に文章が書いてあり、心を澄まして聞いているとどうやらほとんどスライドを読み上げているようです。というわけで必死でスライドに目をこらしました。

内容ははっきり言って何もわからなかったのですが(笑)、"volume conjecture"というものがあって、それを理解するために(?)Feynman path integralのexponentialの中のkを無限大に近づけたときの振舞いを調べたい。そのために古典的なAiry関数で同じことをして(具体的にはMorse理論を使ってLefschetz thimbleという積分路を作る)そのアナロジーをconnection全体の空間でChern-Simons汎関数?をMorse関数として実行する、といような雰囲気でした。

14時20分頃に講演が終わったのですが次の講演は15時から。休憩長いな…講演者が一人少なくなったからでしょうか?
おかげさまで食べ損ねたお昼ご飯(ヤマザキパン)をソファーに座ってゆっくり食べられました◎

休憩後の講演は中島先生。中島先生は18年?くらい前に聞いたWitten氏の講演に対する返事、ということで最近研究しているCoulomb branchというKahler多様体の定義について?話をされているようでした。講演タイトルがアブストラクトから変更されていて会場の笑いを誘っていました(4次元→3次元となってました。全然話の内容変わってきそうなイメージなんですが…)。

続いては立川先生。最初に何やら学生ネタ?のジョークをとばして笑いをとっていましたが、いかんせん意味がわからず辛かったw立川先生も講演のタイトルがアブストラクトと違います。というか、変更前のタイトルすら配られた資料と違う(たぶん高柳先生のタイトルを誤植している)。何がどうなっているのかわかりません。講演内容も物理的でよくわかりませんでしたが、有限の大きさの箱を考えて真空の数を数えておられました。箱のサイズによらないというのがポイントらしく、小さい箱でも大きい箱でもいいとかそんな感じのことをおっしゃっているように聞こえました。

そして最後に深谷先生。私は実は深谷先生の講演を一番楽しみにしていました。が、ただでさえ早口なのに英語なのでまったくわかりません。とりあえず、昔Witten氏が定式化した等式が数学的には右辺も左辺も定義できないのでどうしようもないみたいな話だったと思います。open string thoryとcotangent bundleのChern-Simons theoryのperturbationが同じじゃないかという話があるらしいですがChern-Simons theoryの摂動展開の係数がうまく定義できないみたいな話で、この場合には定義できるとか、いろいろ定義を頑張っているようだ、という雰囲気しかわかりませんでした。

全体的には、数学側がまだきちんと物理で現れている概念を定式化しきれていないんだろうな、という雰囲気が中島先生と深谷先生の講演から感じられました。そして自分の英語力のなさが辛かったです…

あとは、学生時代に教えてもらった先生達や先輩の顔ぶれが懐かしくて、私ももし数学続けていたらもう少しは理解できたのかな…とか、少し女々しいことも考えてしまいました。

これをいい刺激に、これからも数学の勉強頑張っていきたいと思います!
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テーマ : 数学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

ring

Author:ring
大学で微分幾何学、位相幾何学を学ぶ。
修士課程修了後、就職。
会社勤めの傍ら、数学イベントやサイエンスカフェなどで、数学のおもしろさを平易に伝える活動をしています。

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